ツクミの採点ルールを、ぜんぶ公開します
どこを見て、どう点数をつけているか。
「AI採点ツール」と聞くと、なんとなくブラックボックスで気持ち悪い、と感じる方もいると思っています。ツクミの診断では、改善アドバイスの文章づくりにAIを使いますが、点数そのものは決まったルールに沿って計算しています。
だから、その採点ルールをぜんぶ公開します。物差しが見えた方が、「なぜこの点数なのか」「次にどこを直すとよさそうか」を具体的に考えやすくなるはずです。
はじめに:なぜ公開するか
出品ページの診断でいちばん避けたいのは、「AIに何となく低く見られた」と感じさせてしまうことです。ツクミが見ているのは、タイトルにカテゴリ名や素材名があるか、説明文に使うシーンがあるか、写真枚数が足りているか、送料やレビューなど購入前の安心材料があるか、といった確認できる情報です。
もちろん、作品の魅力そのものを機械的に決めつけたいわけではありません。採点は、あくまで出品ページに書かれている情報の整理です。足りない場所が見えれば、作品を作り直さなくても、ページの伝え方から改善できるかもしれません。
5観点と総合スコア
ツクミは次の5観点を、それぞれ10点満点で見ています。
- 見つけやすさ:タイトル・タグ
- 魅力の伝わり方:説明文
- 写真:写真枚数
- 情報の充実度:サイズ・素材・お手入れなどのカテゴリ別情報
- 購入の安心感:レビュー・送料・ラッピング・オプションなど
総合スコアは、取得できた観点の平均を10倍して、100点満点に換算します。たとえば5観点すべてが10点なら100点です。説明文や写真枚数などが取得できなかった場合は、低スコアとして扱わず「?/10」と表示し、その観点を母数から外す設計です。
見つけやすさの採点
見つけやすさは、検索結果や一覧で作品が候補に入りやすいかを見る観点です。点数は最大10点です。
- タイトルが15文字以上なら+1、25文字以上なら+2
- タイトルにカテゴリ語が入っていれば+2
- タイトルに素材ワードが入っていれば+2
- タグ数が上限に達していれば+3、上限の70%以上なら+2、1個以上なら+1
- タグ上限が不明なプラットフォームでは、5個以上で+3、3個以上で+2、1個以上で+1
- Creemaで説明文内ハッシュタグが5個以上あれば+1
- minneで5タグすべて埋まっていれば+1
ここでは「長ければよい」とは見ていません。カテゴリ、素材、タグなど、探している人が使いそうな入口がページにあるかを確認しています。合計が10点を超える場合は10点で止めます。
魅力の伝わり方の採点
魅力の伝わり方は、説明文を開いた人が「自分に関係がありそう」と感じられるかを見る観点です。こちらも最大10点です。
- 説明文が200文字以上なら+1、300文字以上なら+2
- 冒頭が「魅力訴求型」なら+2、「仕様型」なら+1
- 冒頭が「注意事項型」または「その他」の場合は、この項目では加点しません
- 段落数が3つ以上なら+1
- 使用シーンの記載があれば+2
- ギフト記載は、アクセサリー・布小物なら+2、ミニチュア・インテリアなら+1、その他カテゴリでも記載があれば+1
- ターゲットの記載があれば+1
冒頭タイプは、説明文の最初の段落から判定します。注意事項の言葉があれば「注意事項型」、サイズや素材が中心なら「仕様型」、使うシーンやギフトの言葉があれば「魅力訴求型」、どれでもなければ「その他」という扱いです。
写真の採点
写真は、現在のルールでは枚数だけを見ています。画像の美しさや構図を自動で点数化すると誤判定が増えやすいため、まずは取得できる事実に絞っています。
- 7枚以上:10点
- 5枚以上:8点
- 3枚以上:5点
- 3枚未満:2点
写真枚数が取得できなかった場合は、低スコアではなく「?/10」として扱います。
情報の充実度
情報の充実度は、カテゴリによって重要な情報が変わります。たとえばアクセサリーならアレルギー情報や着用感が大切ですが、文房具では同じ重みでは見ません。そのため、カテゴリ別のチェック表で採点しています。
チェック項目には「必須」「推奨」「補足」があり、内部では必須=2点、推奨=1.5点、補足=1点として計算します。該当しない項目は母数に入れません。最後に、取れている点数を10点満点へ換算します。
| カテゴリ | 特に重く見る情報 |
|---|---|
| アクセサリー | サイズ、素材、アレルギー情報、着用/フィッティング |
| 布小物・ファッション | サイズ、素材、お手入れ方法 |
| インテリア | サイズ、素材、ギフト対応 |
| ミニチュア | サイズ、素材 |
| 文房具 | サイズ |
| フード | 素材、アレルギー情報 |
| その他 | サイズ、素材 |
受注制作の商品では、フード以外のカテゴリで納期の情報も必須項目に入ります。ここで「確認できた」と見るのは、ページから納期日数を読み取れた場合です。カテゴリを判定できない場合は原則として「?/10」と表示し、総合スコアの母数から外します。ただし受注制作の場合だけは、カテゴリに関係なく必要になる情報として納期の有無を見ます。カテゴリの確証がないのに細かなカテゴリ別項目まで点数をつけると、誤った改善に誘導してしまうかもしれないためです。
購入の安心感
購入の安心感は、買う前の不安を減らす材料がページ上にあるかを見る観点です。最大10点で、取れなかった情報は原則としてマイナスにはしません。
- 作品レビュー数が10以上なら+3、3以上なら+2、1以上なら+1
- 送料が確認でき、無料なら+2、有料なら+1
- 送料情報が取れなかった場合は、ニュートラルとして+1
- ショップレビュー数が100以上なら+2、10以上なら+1
- 受注制作で注意事項が書かれていれば+1
- ラッピング情報が確認でき、対応ありなら+1。不明ならニュートラルとして+1
- オプション情報が確認でき、対応ありなら+1。不明ならニュートラルとして+1
レビュー数や送料のように、ページから確実に読める場合はその事実を使います。一方で、ラッピングやオプションの有無が取得できなかっただけで低く見せるのは避けています。
わからないことは「わからない」と出します
ツクミでは、説明文が取れなかったときに「説明文が短い」とは判定しません。写真枚数が取れなかったときにも、2点とは出しません。その場合は「?/10」と表示し、総合スコアの母数から外します。
これは、「適当に点数をつけている」と思われたくないからです。取得できた情報だけで採点し、わからないことはわからないと出す方が、診断結果として誠実だと考えています。
誤判定があったら教えてください
ロジックはこのページの通り公開しています。ただし、ページの作りやプラットフォーム側の表示変更によって、情報を取り違えることはありえます。「これは違うんじゃ?」という結果があれば、改善材料として見直します。
透明にしておくことで、少しでも安心して使える診断にしていきたいと思っています。
締め
採点は、あくまで今のページの物差しであって、作品の良し悪しを判定するものではありません。あくまで「見せ方」の話として使ってください。
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